クィア・スタディーズにかんするアカデミックイベント・著作・目録等を紹介するポータルサイトです。
2013年6月30日日曜日
公開シンポジウム:「危機」の身体—クィア、ディスアビリティと「3.11」以降の日本
以下の要領で公開シンポジウムを開催いたします。
皆様の御参加をお待ち申し上げます。
タイトル:「危機」の身体——クィア、ディスアビリティと「3.11」以降の日本
http://queerdisability311.tumblr.com/
登壇者:
高橋準(福島大学行政政策学類)
本多創史(東日本国際大学福祉環境学部)
発題者:
星加良司(東京大学大学院教育学研究科)
清水晶子(東京大学大学院総合文化研究科)
司会:
飯野由里子(東京大学大学院教育学研究科)
〈概要〉
2011 年 3 月
11日の東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原発事故という社会的危機を契機に、さまざまな状況を利用してナショナルなものを新たに立ち上げようとする機運が高まっています。しかしその過程において、ヴァルネラビリティの不均衡な配分構造は相変わらず温存されたままです。結果として、異性愛中心主義や健常性中心主義から外れる身体や生を生きる者に大きな不利益が生じています。
こうした社会的状況にあって、クィア・スタディーズとディスアビリティ・スタディーズ(障害学)の知見を交錯させることで、何を考えることができる/考えるべきなのか。たとえば、その都度変化する状況と不確定なリスクにフレキシブル(柔軟)に対応できる身体は、社会的・経済的、そして「国家的」危機を生き抜く強靭さをもった理想として、ますます希求される傾向にあります。「自分の身は自分で守り」「不測の事態に対応できるようにしておく」こと。こうした要請が強化されていく裏面でどのような生がどのように置き去りにされ、生存困難な状況に追い込まれるのか。私たちはそれを問いたいと思います。
今回のシンポジウムは、クィアとディスアビリティの双方の分野において「3.11」以降の〈ヴァルネラブルな生〉に関する論考を発表されてきた高橋準さん、本多創史さんをお迎えし、「3.11」以降の日本という〈国家〉や社会において生のヴァルネラビリティがいかに配置され割り当てられてきたのか、そしてまたそのような状況にあってクィア・スタディーズやディスアビリティ・スタディーズ(障害学)の既存の知見がいかに再編成されるべきなのかを、考えてみたいと思います。
記
日時:2013年6月30日(日)13:30~17:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館ホール
主催:科研費研究プロジェクト「『国家的危機』における身体の柔軟性と選別に関する分析:3.11後のナショナリズム」
共催:
東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属
共生のための国際哲学研究センター(UTCP)
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター
参加費等:無料
情報保障:
パソコン要約筆記
手話通訳(希望者がある場合のみ)
☆お手数ですが、手話通訳を希望される方は、6月10日(月)までに、下記のお問い合わせ先までご連絡下さい。また、その他何か個別にご要望等がありましたらご相談下さい。ただし、こちらでは対応できないこともございますので、その点は予めご了承下さい。
<情報保障お問い合わせ先>
東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター
電子メール:cbfe@p.u-tokyo.ac.jp
電話/FAX:03-5841-1406
2013年6月25日火曜日
黒岩裕市さん特別授業
「現代日本文学と性的マイノリティーよしもとばななの小説を手がかりに『多様な性』を考える
北海道大学 総合科目「人間と文化」(オムニバス授業)
授業題目:「私たちの世界ージェンダーを考える」
6月25日(火):16:30-18:00
2013年6月20日木曜日
論文紹介
ジャーナル『ジェンダー&セクシュアリティ』No.08(2013)が出たようです。
川坂和義、「アメリカ化されるLGBTの人権:『 ゲイの権利は人権である』演説と〈進歩〉というナラティブ」、 pp.5-28.
高橋芽惟、「『アイデンティティ』と『公共性』― ボストンの聖パトリック・パレード論争から」、pp.29- 52.
田島悠来、「雑誌『Myojo』における『ジャニーズ』 イメージの受容」、pp.53-82.
川坂和義、「アメリカ化されるLGBTの人権:『
高橋芽惟、「『アイデンティティ』と『公共性』―
田島悠来、「雑誌『Myojo』における『ジャニーズ』
2013年6月19日水曜日
論文紹介
インパクション 190『原発再稼働阻止のために』に先日のシンポジウム「いま はなしたい 原発と『母』と…」でのトークが再録されました。
トークなので実にざっくりwしていますし、 論点もクィア系というより伝統的にフェミ系ですが、 宜しければ御笑覧下さい。
清水晶子、「日本の再生(産)の外で」、『インパクション』 190号(2013年6月)、pp.169-76.
http://www.jca.apc.org/~impact/magazine/impaction.html
清水晶子、「日本の再生(産)の外で」、『インパクション』
http://www.jca.apc.org/~impact/magazine/impaction.html
登録:
投稿 (Atom)