2013年12月22日日曜日

立命館大学・フェミニズム研究会 第2回公開研究会

【立命館大学・フェミニズム研究会 第2回公開研究会】


テーマ: フェミニズムとフィールドワーク
日 時: 2013年12月22日(日)14:00-16:30
場 所: 立命館大学(衣笠キャンパス)学而館2階 第3研究会室
 ※ 衣笠キャンパスへのアクセスマップはこちら
http://www.ritsumei.jp/accessmap/accessmap_kinugasa_j.html
 ※ キャンパスマップはこちら(7番の建物です)

http://www.ritsumei.jp/campusmap/map_kinugasa_j.html


講 演: フェミニズムとフィールドワーク
      ――アメリカ合衆国のシングルマザーと児童福祉
講 師: 中川志保子さん(カナダ・ヨーク大学大学院博士後期課程)
コメンテーター:
      金友子さん (立命館大学教員)
      山口真紀さん(立命館大学大学院先端総合学術研究科)
司 会: 堀江有里  (立命館大学国際関係学部・非常勤講師)

主 催: 立命館大学生存学研究センター
企 画: 立命館大学若手研究者研究力強化型プロジェクト「フェミニズム研究会」


イベント紹介ページ:
https://www.facebook.com/events/248871541934591/

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【開催趣旨】
 フェミニズム研究会では、「フェミニズムとフィールド・ワーク」と題し、ヨーク大学(カナダ)大学院女性学部在学中の研究者である中川志保子さんをお呼びして第二回公開研究会を開催します。
 中川さんはアメリカ合衆国の社会福祉政策およびシングルマザーたちが抱える貧困や階級差別、人種差別、性差別などの構造的困難、そして両者の関係性についてフェミニズム的視点から継続的に研究し、またフィールド・ワークを行われました。
 本企画では、ウィスコンシン州ミルウォーキー市における児童福祉とシングルマザー、そして彼女たちの運動について報告してくださいます。
 参加者の皆さんと中川さんの問題関心を共有し、さらにはご報告を起点としてフィールド・ワークとフェミニズムのかかわり、その可能性についても考えることができればと思います。

【報告要旨】
 母子家庭の抱える貧困は、女性が男性から独立して世帯を持つことが有する、様々な権力関係を転覆する可能性ゆえのものであり、フェミニズムにとって重要な一課題である。
 アメリカ合衆国では1996年の福祉改革後ワークフェア政策の実施とともに、児童福祉が民営化して拡大し、貧困ビジネスとして(特に非白人の)シングルマザーとその子どもたちが貧困を理由に切り離され、搾取・抑圧されているにもかかわらず、この事実は構造的にほぼ無視され、数少ないシングルマザーの活動組織のみがそれと闘っているというのが現状である。
 公開研究会では、その一団体であるウィスコンシン州ミルウォーキー市にあるウェルフェア・ウォーリアーズにおける、児童福祉とシングルマザーたちの関係性、そして彼女たちの運動について、「フィールド」ワークを行った経験とその結果を報告する。

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2013年12月14日土曜日

「クィア・リーディング連続公開研究会」第二回開催のお知らせ

「クィア・リーディング連続公開研究会」第二回開催のお知らせ


日時: 2013年12月14日(土) 14:00~16:30

場所: 中央大学 駿河台記念館 580号室
(前回と違う部屋ですのでご注意ください。
駿河台記念館へのアクセスはこちら:
http://www.chuo-u.ac.jp/access/surugadai/

報告者: 米谷郁子

タイトル: Traub の 'The New Unhistoricism in Queer Studies' を読む

概要: ヴァレリー・トラウブが「クィア・タイム」

議論へよせた批判を読みながら、文学における「歴史」や「距離」への批評的介入の可能性を共に考えたいと思います。
コア・テクスト: Valerie Traub, 'The New Unhistoricism in Queer Studies' (PMLA 128.1 (2013) )

☆ 出来るだけ事前に読んでから参加してください。
コピーが必要な方はPDFで送付しますので、メールでお問い合わせください ☆
主催: 中央大学人文科学研究所「性と文化」研究チーム
(チームメンバー(50音順):大田美和、米谷郁子、近藤弘幸、
坂本美枝、清水晶子、長島佐恵子、森岡実穂)
☆「性と文化」研究チームは、2007年に発足以来、
ジェンダー/セクシュアリティ論やクィア理論について、文学研究・表象分析の領域で研究活動を続けています。2013年3月には、研究成果をまとめた論集『愛の技法―クィア・リーディングとは何か』(中央大学出版部)を出版しました。

 2013年秋より、関心を共有する研究者(大学院生含む)
を対象に、具体的なテクストを取り上げて「読みの実践」を検討する連続研究会を開催しています。参加者には事前にコア・テクストをお知らせし、当日報告者が紹介する読解に対して自由に意見を出し合い議論できる、ワークショップ型の集まりです。

 皆さまどうぞ奮ってご参加ください。
参加は予約制ではありませんが、会場の都合上、出来ましたら参加希望をメールでお知らせください。
 queer.reading●gmail.com
(●部分を変換してください)