2013年9月4日水曜日

「クィア・リーディング連続公開研究会」第一回開催のお知らせ

日時: 2013年9月4日(水) 16:00~19:00

場所: 中央大学 駿河台記念館 660号室
(駿河台記念館へのアクセスはこちら:
(http://www.chuo-u.ac.jp/access/surugadai/)

報告者: 森岡実穂

タイトル: 『サロメ』とホモソーシャルな絆

概要: (聖書、フローベール他→)ワイルド→ラッハマン&シュトラウス→コンヴィチュニー演出という『サロメ』変遷におけるホモソーシャルな絆への批評性の話をします。男性中心的な社会で「王」というマッチョな権力の極みに置かれたヘロデという男、彼もまた性別二分にもとづいた強烈な性役割分業意識のもとで社会に追い詰められた存在であること、このシステムはど(ちら)の性にとっても暴力的なものであること。これらを諸テクストの間に読み込んでいく予定です。

コア・テクスト:
オスカー・ワイルド『サロメ』(平野啓一郎訳、光文社古典新訳文庫)(出来るだけ事前に読んでから参加してください。)

主催:
中央大学人文科学研究所「性と文化」研究チーム
(チームメンバー(50音順):大田美和、米谷郁子、近藤弘幸、坂本美枝、清水晶子、長島佐恵子、森岡実穂)

☆「性と文化」研究チームは、2007年に発足以来、ジェンダー/セクシュアリティ論やクィア理論について、文学研究・表象分析の領域で研究活動を続けています。2013年3月には、研究成果をまとめた論集『愛の技法―クィア・リーディングとは何か』を出版しました。
 2013年秋より、上記のような分野に関心を持つ研究者(大学院生含む)を対象に、具体的なテクストを取り上げて「読みの実践」を検討する連続研究会を開催いたします。参加者には事前にコア・テクストをお知らせし、当日報告者が紹介する読解に対して自由に意見を出し合い議論できる、ワークショップ型の集まりを予定しています。
 皆さまどうぞ奮ってご参加ください。参加は予約制ではありませんが、会場の都合上、出来ましたら参加希望をメールでお知らせください。参加希望のご連絡およびお問い合わせは以下まで。

 queer.reading●gmail.com
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