2015年10月11日日曜日

「クィア・リーディング連続公開研究会」第9回開催のお知らせ


「クィア・リーディング連続公開研究会」第9回開催のお知ら

日時:2015年10月11日(日)14:30~17:30

場所:中央大学 駿河台記念館 580号室(駿河台記念館へのアクセスはこちら:http://www.chuo-u.ac.jp/access/surugadai/
報告者:清水晶子
タイトル:クィアな接触の拒絶


概 要:本報告では、Judith Butlerの”Merleau-Ponty and the Touch of Malebranche”を出発点として、セジウィック、アメッドなども確認しつつ、「接触」についてのクィア理論の幾つかの考察を検討します。とりわけ、具体的身体経験としての「接触」から出発して、その相互浸透性と断絶、双方向性と不可逆性とがどのように論じられてきたのか、それがより集合的な、あるいは集合的な「接触」の考察へと推移するなかで、どのような政治的可能性と問題とが生み出されるのかの議論ができればと思います。

参照テクスト:Judith Butler, ”Merleau-Ponty and the Touch of Malebranche”
☆ 出来るだけ事前に読んでから参加してください。コピーが必要な方は事前にお知らせください。

主催: 中央大学人文科学研究所「性と文化」研究チーム

☆「性と文化」研究チームは、2007年に発足以来、ジェンダー/セクシュアリティ論やクィア理論について、文学研究・表象分析の領域で研究活動を続けています。2013年3月には、研究成果をまとめた論集『愛の技法―クィア・リーディングとは何か』(中央大学出版部)を出版しました。
 2013年秋より、関心を共有する研究者(大学院生含む)を対象に、具体的なテクストを取り上げて「読みの実践」を検討する連続研究会を開催しています。参加者には事前にコア・テクストをお知らせし、当日報告者が紹介する読解に対して自由に意見を出し合い議論できる、ワークショップ型の集まりです。

参加は予約制ではありませんが、会場準備の都合上、出来ましたら参加希望をメールでお知らせください。

参加希望のご連絡およびお問い合わせは<queer.reading☆gmail.com>まで。